
近江商人の心得に「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」があるとのこと。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売の基本だそうです。
このたびの厚労省の久々のヒット作といもいえる再三お伝えしている、育休復帰支援プランコース(助成金)。育休復帰支援プランナーとして、これまで各企業様を数件回った中で、これに通じているなとそう感じています。
この制度の場合「売り手」とは制度を作り施策をすすめる厚労省。「買い手」とはこの制度を導入される中小企業様と働く育休対象者の方々。そして「世間」とは、育休復帰が推進されることにより女性等が活躍でき子育て期の女性が働き続けることによって持たされる様々な波及効果と活力が地域社会にもたらされることです。
ワークライフバランスや女性の活躍推進に取り組むべきことが、この国の課題だといわれています。その中で2月1日よりスタートした厚生労働省委託の中小企業のための導入支援事業。中小企業が行った育休取得・職場復帰の取組事例にそって作成された具体的なモデルプランをもとに、チェックリストや面談シート、妊娠期から復職後までの支援・手続きフロー、男性の育児計画書、管理職が知っておくべき配布シートなどが厚労省のウェブサイトで提供されています。
このコースを利用されない企業様にとっても実際の現場で即活用できる便利な支援ツールが無償で提供されているのです。非常にわかりやすく、「対象者との面談の際にも具体的にどんな準備事項や確認事項が必要なのかがすぐわかる。」と企業担当者の皆様にも大変好評です。さらに専門家から無料で受けられます。しかもセットで助成金が育休取得時、復帰時の2回に受けられることが最大のメリットといえます。テレビショッピングの世界ではないですが、ここまでくれば、これはもう利用するしかないですね。
ここまで読まれて興味関心を持たれた中小企業の皆様!
注意する点としては、育休復帰支援プランコース(助成金)の支給を受けるには、あらかじめプランナーの訪問による支援プランの策定が必要だということです。
26年度厚生労働省委託事業「育休復帰支援プロジェクト運営事務局」まで、今すぐお申し込みを!
お問合せ・お申込みから策定支援までの流れ
また、プランナーである私が個人的に作成したものですが、この制度に関するリンク集を下記で提供しています。ご活用ください。
育休復帰支援プランコース(助成金)活用のためのリンク集
この事業は2月1日から1ヶ月間限定で始まっていますが、各地域で大変好評で申込みが殺到しているようです。対象企業も本年度300社という設定。プランナーも全国で30人と少数、全国を6ブロックを担当。いつ申込みが締め切られるか、というような状況です。申込みだけはお早めに!