今年に入って職業生活と家庭生活の両立支援や女性の活躍推進に取り組む企業の取組をサポートする「育休復帰プランナー」として企業様に訪問するという仕事の機会を得ました。
これは厚労省がすすめる中小企業のために育休復帰支援モデルプランを各企業様に策定していただくためのフォローや制度の普及をはかるためにご希望のあった企業の現場をお伺いして実情に合ったプランの作成をお手伝いするというものです。実際に数社の支援をさせていただいた中で本当に貴重な役割を担っているなと思い、そのやりがいも感じています。
そういえば1年前の2014年2月11日の高知大学男女共同参画集中講義「男女共同参画を謳う」では、ドラッカー読書会でご一緒させていただいた大学教授とのご縁で、これから社会に出る学生さんに、働くことや両立支援をテーマとしたオリジナル曲のライブ演奏と講話を合わせた講義をさせていただきました。その時演奏した曲は次の3曲です。
職場ぐるみで子育て支援をすすめましょう、という「ひとに優しい職場が大好き」
若者の過重労働を取り上げた「ブラック企業に気をつけろ!」
女性が職場や家庭生活を両立させ、さらに輝やきもっと活躍できるための社会づくりを歌った「ホワイト企業で輝きましょう!」
この時の様子は2014年2月12日高知新聞朝刊などに掲載されました。
平成26年2月12日 高知新聞 朝刊「ブラック企業に気をつけろ 社労士らが職業人バンド 」
http://www.kochi-u.ac.jp/sankaku/data/h25massmedia_ks20140212.html
キャリアカウンセリングの理論に「計画された偶発性理論」(プランド・ハップン・スタンス・セオリー)というものがありますが、今回もまさしくそのとおりだとあらためて思いました。
この「計画された偶発性理論」では、個人のキャリア形成をもっと幅広くとらえ、「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」と考えます。つまり、その予期しない出来事をただ漫然と待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだというのが、その理論の中心となる考え方なのです。
社労士として働くひとと企業を支える仕事をさせていただく中で、これから子育て支援や男女共同参画社会の実現をもっと積極的に進めていくべきだという自らの想いが、またこうしたチャンスを引き寄せていたのだと思われます。