助成金の基礎知識
「そんな助成金があるの??」「知らずに損するところだった!!」
このような経営者様やご担当者様の声をよくお聞きします。助成金は、雇用保険の適用事業所であればほとんど業種を問わず活用していただけます。しかし、「ちょっとした事を知らないばかりに本来もらえるはずの助成金がもらえなくなる」という事態も多数あるのではないでしょうか。
助成金を目的に応じて分類すると・・
私たち社労士が主に扱う厚労省関係の助成金を大きく2つに分類すると、「雇用関係の助成金」と「施策普及関係の助成金」に分かれます。
「雇用関係の助成金」は、雇用保険に加入している企業が払っている雇用保険料から支払われているので、企業側からすると国に資金を積み立てているようなものです。
従って、助成金の受給要件にあてはまるのに、助成金申請しないのは非常にもったいない話だと思います。
また「施策普及関係の助成金」は制度や法令等の改正が近く予定され、その前に進んで国が進める施策を積極的に取り入れて、そのための環境整備をはかる企業に対して助成されるものです。
それこそ制度が改正されてしまえば、同じように制度を進めていっても助成されません。いわばタイミング次第で有効に活用できるものなので、情報収集につとめ先手を打っていくことが肝要です。